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♦順番が大事
前回のAさんのようにせっかく買ったものを手放すことがないように、事前にライフプランを元に返済計画をしっかりと立てましょう。
決して借りられる金額で購入金額を決めるのではなく、返せる金額を元にいくら借りられるのかをシミュレーションすることが大事です。今はネットでも金融機関がローンシミュレーターなどを提供していますので活用してみるのもいいともいます。
月々の返済可能額を入れるとおおよその借入可能額がでます。
難しい場合は住宅ローンなどに詳しいFP(ファイナンシャルプランナー)などに相談するのもいいと思います。
♦ 新築にこだわらない
住宅の購入方法として場合によっては中古購入してリフォームして住むというのも一つの方法もあります。
♦ オプションに注意!
住宅購入とセットでやってくるものもあります。床暖房や浴室暖房、そのほかにも防犯設備や浄水器にいたるまで生活を快適にするオプションを提案されることもあります。
住宅購入という大きな金額の裏でちょっとした金額だと財布の紐も緩みがちになってしまいます。実は細かい部分が積もり積もって数百万円かかっていたなんて笑えないことも。
一つ一つ冷静に金額を確認しましょう。
♦「頭金」はどうすれば?
次にお話しするのは自己資金です。そう「頭金」と言われるものですね。
これは時代背景にもよります。
一昔前の金利の高かった時代は可能な限り頭金を入れて、ボーナスなどは繰り上げ返済に充てるというのがいいとされていました。
ただし今のような日本の金利水準(2021年現在)だと多額の頭金を入れるより借りるだけ借りて、資金は海外でうまく資産運用したほうがお得な場合もあります。
2021年住宅ローン金利相場
変動金利型:0.380%~1.275%
固定金利型:0.550%~1.280%
固定期間選択型:0.280%~1.000%
2021年海外保険での運用相場
3.5%〜4.5%
例えば手元資金として2,000万円あった場合に現金で購入した場合とローンを組んで資金を運用した場合の違い
現金で購入した場合
2,000万円→0円
2,000万円は1円も生まなくなる
ローンを組んで手元資金は運用に回した場合
2,000万円を借りた場合の金利(0.4%で計算)
8万円/年
2,000万円を海外で運用した場合(4%で計算)
80万円/年
2,000万円を残したまま毎年差額の72万円が生まれる
無理して頭金を入れずに運用に回して80万円もらい、そこから8万円の金利を払った方が断然いいという考えです。
海外と日本の金利のギャップがあるので可能なスキームです。
もちろん保険の商品性能等もあるので必ずしも同じようになるわけではないですが、考え方はこういうことです。
♦買う前にライフプランをしっかり行い「身の丈にあったものを購入すること」
一度物件を見てしまうと早る気持ちを抑えきれず、思わぬ落とし穴にはまってしまうこともあります。
住宅購入する際は事前にしっかりとライフプランニングし、購入可能な価格はいくらなのかを把握したうえで契約しましょう。
Aさんのように焦って買って手放すことはならないためにも冷静に判断することが大切です。
手放すまではないにしろ返済が苦しくなり我慢を強いられる生活をするのは人生もったいないですよね。
何事も大切なのは無理をしないことです。
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