【保険会社】Prudential香港の歴史や特徴をご紹介

Prudential(プルデンシャル)はイギリスのロンドンに本社を置く、生命保険や金融サービス企業です。

この記事では

  • Prudential香港の歴史や格付け
  • Prudential香港の商品ラインナップ
  • Prudential香港の運用資産規模はどれくらいか

などを紹介します。

Prudentialの歴史

1848年にイギリスのロンドンで設立された世界規模の金融会社です。日本では江戸時代末期に該当する、非常に歴史のある保険会社として知られています。

ちなみにイギリスのロンドンは保険発祥の地と呼ばれており、その後遅れるようにして日本に入ってきました。

【豆知識💡】ご存知でしたか? 世界に『プルデンシャル生命』が2つあるっていう事実?
英国のプルデンシャル生命と、米国のプルデンシャル生命と、2つのプルデンシャル生命が世界には存在します。風のうわさでは、市場拡大において、先にマーケットを押さえた会社が『プルデンシャル生命』を名乗れるようです。

ちなみに香港・シンガポールのプルデンシャル生命は『英国版』であり、日本のプルデンシャル生命は『米国版』になります。

どちらがどうということは、ありませんが、面白いですね。

Prudentialの歴史

香港に本社を置くプルデンシャル・コーポレーション・アジア(Prudential Corporation Asia)は1964年に設立されました。プルデンシャル最大の規模を持つ部門であり、日本を含めた13ヶ国にて事業を展開中です。なんと100万人以上の顧客数を誇ります。

実は、過去に日本でも営業していた時代があります。その時の日本での会社名は『PCA生命』ということで、上記の会社名の頭文字をとったような会社名でした。

筆者の記憶では、とても良い年金プランがあったのですが『PCAってなに???』という事で、日本市場ではなかなか受け入れられず、日本の保険会社に事業譲渡をした経緯があります。

Prudential香港の格付け

  • S&PでAA(非常に強い)
  • MoodysでAa2(非常に優れている)
  • FitchでAA(非常に優れている)

と高い評価を得ています。
香港をはじめ、世界的に見ても安定した保険会社として評価されています。

Prudential香港の運用資産規模

英国上場企業のFTSE100の他に、香港(HKEx)、ニューヨーク(NYSE)、シンガポール(SGX)と、世界の4ヵ国で上場を果たしており、投資家からの信頼も厚い会社です。

資産規模としては約30兆円の運用資産があり、世界各国のマーケットで、安定的な運用を行っています。

Prudential香港の拠点展開と特徴

2008年にStandard Chartered Bankとの長期的なバンカシュランス提携(銀行窓口販売)にて、現在アジアの10の市場をカバーしています。

2010年にはUnited Overseas Bank Limitedとの長期的なバンカシュランス提携し、シンガポールやインドネシア、タイランド市場をカバーしています。

2014年にはガーナとケニアで事業を買収し、急成長しているアフリカの生命保険業界へ参入しています。アフリカは「最後の未開の地」と呼ばれており、様々な企業が参入をはじめています。Prudential香港もアフリカの方々への生命保険事業を広く展開しています。

保険窓口と提携してビジネスを拡大していくことが、Prudential香港の大きなビジネスモデルと言えるでしょう。

Prudential香港の商品ラインナップ

Prudential香港の代表的な保険商品を3つ紹介します。

長生きすればするほど効果が高い「PRULIFE ProtectorⅡ(プルライフプロテクターⅡ)」

保障と貯蓄のバランスに優れている終身保証付きの生命保険です。何かあったときは家族に保険金を残せます。長生きした場合には払ったお金の3倍や4倍にもなっている可能性があります。

通常、保険を考えるとき、それは『死んだ時にお金がもらえる』くらいの感覚が一般的だと思いますが、海外でその貯蓄プランを選択するということは、長生きした時にその効果がより発揮されますね。

中長期の資産形成に最適な「Evergreen growth saver PlusⅡ(プルデンシャルエバーグリーングロスセイバープラスⅡ)」

加入時の診査や申告が不要で、保険コストを極力抑えて、運用することにフォーカスしている貯蓄型保険です。ここ10年くらいではPrudentialとしては最も有名な商品ではないでしょうか。お客様の支払い形態に応じて調整ができます。

また中長期での資産形成に関しては使い勝手の良い商品なので、中長期の資産運用に向いていると言えるでしょう。年金が必要になるくらいの年齢のときは、良い相棒に成長してくれているはずです。

資産運用しつつ年金づくりをするなら「PRUlife coupon saver(プルライフクーポンセーバー)」

年金としての受け取りが可能です。自分の希望する時期から配当を受け取ることができます。香港やシンガポールではよくある保険商品です。

日本ではあまり見かけないタイプのプランですが、家賃収入のように、定期的にクーポンと呼ばれる一定の金額を、受取ることが可能です。退職金を受け取って、その資金を有効に活かしながら長〜く受取ることも出来ます。

日本人向けの対応

香港では有名な保険会社なので人気があり、日本のお客様が多い保険会社でもあります。他社に負けずに良いアプリがあり、日常的に触れやすいこともメリットのひとつです。

働いているスタッフも日本語が話せる香港人は比較的多いところが特徴です。

また日本の保険会社は基本的に海外には郵便物を送付しません。しかし他の香港の保険会社と同じように、帰国後の郵便物は日本やその他の海外にも届くため、利便性に優れています。

※2020年11月現在の情報となります。

香港での知名度は、2強の一角といえる存在感です。

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などの疑問に答えます。

バラエティに富んだ商品が魅力的なPrudential香港

Prudentialは香港やシンガポールをはじめとした東南アジアや、インドを中心に多くの顧客を抱えている保険会社です。

世界の4か国で上場しており、格付けはS&PやMoodysなどで高評価を獲得しています。中長期向きの商品や配当が定期的にある商品など、バラエティに富んだラインナップは魅力的です。

日本に居住している人は残念ながら加入はできませんが、香港在住者や他の国に住んでいる人は海外投資の候補のひとつとして検討されてはいかがでしょうか。