生活する上で欠かせないものの一つ、そう銀行口座ですね。
海外に住むとなると生活口座として現地の銀行口座を開設する必要があります。
数年前は駐在で来たばかりの人が口座開設に行ったら断られたという話を耳にして年々厳しくなっていくのかなという印象でしたが、ここ最近は断られたという話はあまり聞かなくなりましたね。
というわけで最近の銀行事情を知りたいと思い口座開設に行ってきました。
筆者はすでにHSBCの銀行口座を持っているので今回はDBSの口座開設にチャレンジしてみました。
実はこのDBSには因縁がありまして、香港に来た約10年前に一度口座開設を断られた過去があります。
当時、あなたは口座開設する資格はないからダメと言われたのに、その代わりクレジットカードは作らせあげると言われてDBSのクレカだけ持っている謎の状況でした。
普通に考えてクレジットカードの方が信用スコアなどありそうだから余計に難しいのではないかと思いつつ、海外はこんなものなのかなと当時は考えていました。
そのような経緯もありカードを使った翌月にはDBSに現金を持ち込んで支払うというなんとも非効率なことを10年も続けていました。
今回、住所変更の手続きで銀行に行く用事があったので、ついでに口座開設も予約してみました。
まず銀行に行って、受付の人に予約をしている旨を伝えるとBOX席に案内されました。
少し緊張しながらも担当はフレンドリーで感じの良い女性だったのでちょっと安心。
席につき言われた通りに必要事項を記入し、香港ID、住所証明、パスポートを提示。
口座には2種類あって最低デポジットがHKD200,000とHKD1,000,000のものがあるようでとりあえずHKD200,000のものをチョイス。
その後、口座開設の目的を聞かれ、『毎月毎月クレジットカードの支払いに銀行に行かないとといけない。面倒だから支払い用の口座として必要なんです!』と伝えるとよくそんな面倒なことやっていましたねと鼻で笑われました。
おたくの銀行が口座開設させてくれなかったからだろう!と思いつつ、印象を悪くしてもいいことはないのでとりあえずエヘヘと笑い…
そんなことはさておき、ここで問題発生。
『日本のTax ID Numberを出してください。』
はい、来ました。
予想通りの展開です。
ご存知の通り日本のTax ID Number = マイナンバーのことですが、
私の場合は10年前からずっと日本に住民票がないので番号自体が発行されていません。
※すでに日本でマイナンバーを持っていた方で海外に出る時に返納したから持っていないと言われる方もいらっしゃいますが、カードが無効になっただけで番号自体は一生変わりません。
今までこのマイナンバーが無いせいでどれだけ不便を強いられていることか。
日本の銀行や証券会社にも何かあるごとにマイナンバー出せ出せと言われ続けて約6年、今のところはまだ維持できていますがいつまで騙し騙しできるかはわかりません。
海外居住者用のマイナンバーを発行するか海外居住者はマイナンバーは無いから提出の必要はないということを政府はどこかに明記して欲しいものです。
愚痴はこのくらいにしておいて当然ないものは出せないので
『ありません』
と答えると
『残念ですがあなたは口座開設できません』
と言われました。
通常、銀行にこう言われると諦めてしまう方も多いですが安心してください。
ちゃんと対処方法はあります。
筆者はいかにして口座開設ができたのかはまた次回
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