今回の記事はFTLife香港の新しいプランである『Fortune Saver Insurance Plan Ⅲ』をご紹介します。
目次
- FTLife香港とは
- Fortune Saver Insurance Plan Ⅲの特徴
- 運用方針
- 商品概要
- シミュレーション表
- リターンのまとめ
FTLife香港とは
FTLifeは香港に本社を構える規模の大きな保険会社のひとつです。
エイジアスの社名で知っている方も多いのではないでしょうか。
FTLife香港の歴史
1990年 『フォルティス・ファイナンシャル・グループ』の保険部門であった『フォルティス・ホールディング』として設立。
2010年 『エイジアス(AGEAS)』に改称し、ベルギーのブリュッセルを拠点に活動。
2016年 香港最大の保険会社のひとつで、中国資本のファンド会社である創九県投資管理グループ(JDキャピタル)の100%子会社になる。
FTLifeへ改称。
2019年 香港の不動産大手であるNew World Development社に買収される。
日本でいうと三菱地所のような大きいグループのファイナンシャル部門として存在しています。
FTLife香港の格付け
Fitch RatingsでA-
Moody’sでA3
と、どちらも高い評価を得ています。
New World Developmentの関係会社であるNWS Holdings Limitedの完全所有子会社であるため、信頼のおける会社として判断できるのではないでしょうか。
FTLifeについては過去記事でも解説しています。
詳しく知りたい方はこちらも参考にしてくださいね。
Fortune Saver Insurance Plan Ⅲの特徴
・損益分岐点が早め(5年後)
日本や海外の保険と比べて、損益分岐点が5年というのは早いですね。
・契約者や被保険者を次世代に変更可能
まるで不動産のように、保険を子どもや孫に引き継げます。
最近の香港の保険商品ではよく見られるようになりました。
・不確定要素の一部をロック可能
保険商品は必ず受け取れる部分と、運用して増やしていく部分によって構成されています。
運用する部分は株式のように評価額が増減するため、高値で残高をロックしたいですよね。
このプランでは、その不確定要素をロックすることで、評価額を確定できます。安心を確定できると言うことですね!
・支払い保険料に応じてボリュームディスカウント
(USD50,000、USD100,000、USD300,000)
日本ではさまざまな縛りがあるため、金融商品の値引きなんて、とんでもないのですが、
香港は規制が厳しくないので、金融商品も一つの自由市場の中での競争要因の働く商品として設定されているため、値引きが可能です。これは驚きです。
・健康診査不要
保険の保障部分は少なく、運用に特化した商品のため健康診査は必要ありません。
過去に保険会社に断られた方、健康面に不安な方も購入できます。
運用方針
保険商品には運用方針がそれぞれ決められています。
Fortune Saver Insurance Plan Ⅲの場合、
- 50~90%は債券などのFixed income assets
- 10~50%は株などのNon Fixed income assets
で運用しています。
『債券』では安定的に金利を受け取り、『株式』ではリターンをとりに行き資産を増やす方針をもってプランの運用を実施しています。
香港の保険商品の中では比較的、安定運用のプランであるといえます。
株式やFXのような日々の値動きを追うのではなく、資金を預けておいて確実に増えてほしいと考える方におすすめです。
商品概要
商品概要は以下のとおりです。
・運用通貨:USD(最低投資額:USD10,000)
- 支払期間:一時払いのみ
- 加入年齢:生後15日~80歳
- 運用可能期間:128歳
運用可能期間は128歳と非常に長く設定されています。
次世代に渡せるプランのため、期間が長い方が使いやすいでしょう。
ただし、日本にお住まいの方や、将来贈与税や相続税がある国に住むかもしれない方には使いにくいかもしれません。
・健康告知は不要です。
シミュレーション表(一時払い)
条件を以下に設定した場合、どのような運用・保障内容になるのかシミュレーションしました。
年齢:40歳
性別:男性
喫煙の有無:非喫煙(吸わない)
支払額:一括払いUSD30,000
表の縦は経過年数、横はカテゴリーで区分されています。
『Total Premiums Paid』は保険料です。
一括払いでの支払いなので、数字は変わりません。
右端は『Total』で解約返戻金です。
5年目を見てみると、30,323となっています。
損益分岐点は5年後なので、ここからは元本割れせずにずっと増えていきます。
Guaranteedのみの損益分岐点は18年後です。
死亡保険金も若干あるのですが、その金額は払込保険料の105%、もしくは解約返戻金と同等額に設定されています。※つまり殆ど死亡保険としての機能は無いということです。
一般的な保険と聞くと毎月1,000円払い、万が一のときは1,000万円受け取れるような、掛け金が安くて高い保障が受けられるイメージがあるのではないでしょうか。
『Fortune Saver Insurance Plan Ⅲ』は逆で、高い保険料を払い、解約返戻金が多く受け取れるプランになっています。
保障部分は重視されていなため、仮に亡くなったとしても受け取れる金額は多くありません。
生きているうちに使う保険、長生きのための保険といえます。
リターンのまとめ
損益分岐点(見込み)は5年後、確定部分のみでも18年たてば損益分岐点を迎えます。
5年以内に解約すると元本割れしますので注意してください。
15年後:解約時合計USD50,354(確定:USD29,558):167%
20年後:解約時合計USD62,603(確定:USD30,636):208%
25年後:解約時合計USD77,012(確定:USD31,508):256%
30年後:解約時合計USD94,830(確定:USD32,999):316%
増え方が十分かどうか、満足かどうかは人それぞれ考え方が異なります。
投資の経験があり利回りを重視したい方は、ほかの商品の方がよいかもしれません。
今回のプランは銀行に眠っているお金の運用先に迷っている方には、おすすめできる商品といえます。
困ったときは弊社110(ワンテン)へ
不明な点や確認したい点があれば、110サポートへお気軽にご連絡ください。
たとえば
- 自分に合う投資商品は何があるのか知りたい
- 届いたレターは何だろう
- 保険に加入はしたものの担当が外国人だった。現状を確認したい
- 住所変更の手続きをしたいが、どうすればいいのか教えてほしい
- 解約する場合はどうすればいいのか
などの疑問にお答えます。
まとめ
FTLife香港の新しいプラン『Fortune Saver Insurance Plan Ⅲ』をご紹介しました。
損益分岐点が5年と早く、次世代に受け渡しできるのが特徴です。
また、健康診査が不要のため、健康に不安のある方でも購入できます。
運用方針は債券を多めに組み入れることで、安定的に金利を受け取る仕組みです。
香港の保険商品の中では比較的、安定運用のプランであるといえるでしょう。
値動きの激しい投資商品よりも、着実に資産を増やしたい方は当プランをご検討されてはいかがでしょうか。
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