最近はネットで色々な情報が入手できる時代になりましたね。
つい数十年前はではまだまだ海外の金融情報などは人伝いでしか入手できず一部お金持ちだけの話でした。
最近はそのような海外資産運用に関する情報もYouTubeであったり、色々な人のブログで見ることができ、海外駐在の方でも日本語で情報収集できるようになりました。
そのなかで弊社のコンサルタントが言われた話で興味深いものがありました。
とある駐在員の方が帰任前に弊社のセミナーに参加いただき香港の保険に興味を持っていただいたようです。
資産運用に興味を持っていただくきっかけになったようでご自身でも色々と調べられたとのことでした。
色々と調べていると日本のファイナンシャルプランナーの記事に『外貨建て保険に加入してはダメ』というような内容をたくさん見たとのことでした。
確かにここ数年、有名YouTuberの動画やFPさんのブログなど『保険はあくまで保障目的で資産運用に使うのは向いていない』というものはよく見ますね。
はたしてそうなのでしょうか。
私たちが真っ向から否定すると保険を売りたいからでしょうと思われそうなのであまり書きたくはないですが、事実をお伝えする必要がありますのであえて今回触れたいと思います。
保険で運用はナンセンスなのか?
保険は長期の運用商品です。
保険の最大のデメリットとは流動性がない部分です。
少なくとも10年以上は使えないお金になってしまうとうことです。
弊社でも数年以内に使う予定の資金は保険以外での運用を勧めております。
長期に使えないということはそれだけ運用機会を失う可能性があります。
例えばいい運用が見つかったのに保険に加入していたがためにタイミングによっては資金を出せなかったということにもなりかねません。
ですので、日本のような低金利の国で運用型の保険に入るのはその辺りのデメリットも含めて検討する必要があります。
少なくとも円建ての学資保険などは支払った額を下回るものもあったりするので商品の内容をきちんと理解したほうがいいでしょう。
運用目的だと円建てでは利回りが低すぎるということで、ここ数年はドル建ての保険を多く勧められている傾向がありました。
保険というのは主に債券で運用されていますが(最近は株式割合の多いものもあります)円建てだと主に日本国債が使われていました。
日本国債の利回りはご存じのとおりです。
では外貨建ての保険はどうかというと主にはその通貨の債券が多く使われます。
米ドルだと米国債などになるので少なくとも日本国債よりは利回りが高いのでこのギャップがリターンの違いになってきます。
少なくとも円よりは利回りが高いということで外貨建て保険は人気でしたがデメリットはというと外貨で運用するために為替によって将来の受取額が変わるという部分です。
これに関してはいい面も悪い面もどちらもあり、円安になれば為替での利益も加わりより良くなりますが逆も然りです。
為替の部分に関しては今回では触れませんが、少なくとも海外にお住まいの方であれば外貨を持つことの重要性というのは十分に感じていることかと思います。
外貨建て保険は日本にもあるのでは?
ここまで書くとわざわざ海外で保険に入らずに日本の外貨建て保険に入っていればいいのでは?となりますが、なぜ海外(香港)なのかという部分をこれからお話しします。
保険会社は預かったお金を運用して、保険金の支払いに充てたり、解約した時の返戻金に充てたりしますが、保険会社も慈善事業ではないので当然コストの部分があります。
簡単にいうと日本の保険会社はそのコストが高すぎて同じ運用をしても加入者に戻すリターンが少なくなります。
広告宣伝費や人件費が違うのはなんとなく想像はつきそうですが運用に関してもコストが異なります。
例えば同じ外国債券で運用する場合においても日本だと為替のヘッジを行うために余計なコストがかかりますが、香港だとそもそもドルペッグしているため為替ヘッジを行う必要がなかったりなど。
色々なものが積み重なって日本のドル建て保険と香港のドル建て保険は利回りが全く違うものになっています。
少なくとも日本で外貨建て保険に入るくらいなら海外で入ったほうがいいというのは間違いありません。
ただし海外の保険にもデメリットはあります。
そうです、言語です。
当然、香港の保険なので英語(もしくは中国語)になります。
日本のように綺麗に翻訳された資料などはありませんし、保険証券も英文(中文)になります。
そのために弊社Insurance110があるようなものですので、日本語で内容を聞きたいという方はお気軽にご相談ください。
長くはなりましたが日本のネットで出てくる情報というのはあくまでも日本国内での話しであり、海外は全く別物だと考えたほうがいいでしょう。
いい意味でも悪い意味でも情報が溢れていますので、世の中(日本の中)の一般論に流されて大きな機会損失をしないように状況にあった情報というものを手に入れていきたいですね。
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