3月10日、アメリカで第16位の資産規模を持つシリコンバレー銀行(SVB)の破綻のニュースが出て衝撃が走りました。
アメリカにおける金融機関の破綻では2008年のワシントンミューチュアル破綻以来の規模となり、金融危機の引き金となり連鎖反応が起こるのではないかと心配がされています。
加えてスイスの大手金融グループのクレディ・スイスの経営不安などから欧米の金融機関に対する不安などから円を買う動きも見られて一時的に円高に触れるのではないかという見解も見受けられます。
今後の動きは引き続き追っていきたいと思います。
今回の注目したいのは“預金保護“という点です。
アメリカの場合はFDIC(連邦預金公社)に加盟している銀行が破綻した場合は、その預金者一人当たりUSD250,000までは補償するという預金保険を提供しています。今回のSVBの破綻においてはUSD250,000 を上回る部分においても全額保護するという措置が発表されたようです。
日本の場合は預金保険機構というところが預金者一人当たり元本1,000万円(+破綻日までの利息等)までは補償するという内容になっています。
※外貨預金等であったり、日本の銀行の海外の支店、外国銀行の在日支店も対象外となっている点は注意が必要です。
ここ香港はどうかというと香港にも預金保護の制度は存在しておりDPS(Deposit Protection Scheme)と言われており、最大で元本HKD500,000までとその利息が対象です。
ちなみに香港の場合は外貨口座も保護の対象となっています。
さて、日本では銀行にお金を預けておけば安心、運用はリスクを伴うから危険という考えを持っている方が多くいらっしゃいますが果たしてそうでしょうか。
今や日本の銀行の金利は0.01%などでほぼ増えない状況です。
加えて1,000万円までしか保護されないと考えると言わば【ハイリスク・ノーリターン】の投資と考えていいのではないでしょうか。
また、外貨預金においては円口座に置いておくよりは多少利率がいいですが、全く保護されていないと考えるともっといい資産運用の方法があるのではないでしょうか。
海外にいるうちに上手な資産運用の方法を考えてみましょう。
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資産運用の考え方~基礎編~
■資産運用の考え方~基礎編~①
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