香港に一定期間滞在する際は、目的に応じたビザが必要です。ただ、ビザの申請要件や手続きはやや複雑なため、慣れない人は戸惑うことがあるかもしれません。申請要件や必要な手続きをあらかじめ把握しておけば、無駄な時間をかけず、スムーズにビザを取得できます。
この記事では、香港ビザ取得の要件や必要な手続き、便利な代行サービスについて解説します。
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香港ビザの基礎知識
まずは「ビザの基礎知識」についてです。ビザの基礎知識をおさえておけば、他の国へ行く時にも便利です。
なぜビザが必要なのか?
外国での滞在には、訪問目的に応じたビザが必要です。例えば、日本人は香港に観光目的で90日間ビザなしで滞在できますが、長期滞在する場合や就労を目的とした滞在にはビザの取得が必須です。
ビザは観光、ビジネス、就労、留学など目的ごとに異なる要件が設けられています。これを無視すると、滞在中に問題が発生する可能性があります。
たとえば観光ビザなしの滞在は最長90日間ですが、その期間を超えて滞在する場合は目的に合わせたビザ申請を行う必要があります。
ビザの種類と概要
ビザは外国への渡航や滞在に必要な許可証のようなもの、目的に応じていくつかの種類があります。
- 観光ビザ
観光や短期の訪問を目的とし、通常数週間から数か月の滞在が認められます。
- ビジネスビザ
商談や会議、業務関連の活動を目的とした短期滞在用です。
- 学生ビザ
留学や専門的な学問を学ぶために発行され、滞在期間は学業の期間に応じて異なります。
- 就労ビザ
特定の職業や業務に従事する目的で発行され、長期滞在も可能です。
- 移民ビザ
長期間、もしくは永住を目的とする場合に必要で、家族の再会や労働、投資などが取得理由として挙げられます。
香港で就労ビザを取得するために必要なこと
香港で就労ビザを取得するために必要なことを解説します。
申請前の準備
自分の目的に合ったビザの種類を確認し、申請要件を把握しましょう。
どのビザにおいても基本的に必要な書類は、以下のようなものがあります。
- 有効なパスポート(通常は申請後6か月以上の有効期間が必要)
- 申請書
- 証明写真
- 滞在目的を示す書類(例えば、雇用契約書や入学許可証など)
- 目的に応じた資金証明や帰国の意思を示す証拠(往復航空券や資金証明書)
また、申請手数料の支払い方法や提出先(オンライン申請、香港入境事務所、または現地の中国領事館)も事前に確認しておきましょう。
申請後、処理に時間がかかる場合があるため、渡航計画に合わせて余裕をもって手続きを始めることでトラブルを防げます。
必要書類や手続きはその時の国の状況や、申請者の国籍により異なるため香港入境事務所の公式ウェブサイトなどで最新情報を確認しましょう。
オンライン申請と郵送申請
香港でビザを申請する方法は、オンラインと郵送の2つの方法があります。自宅で時間をかけずに申請したい場合はオンライン申請が便利です。
オンライン申請は以下の手順に沿って行います。
- 1.「日本査証申請センター」のサイトから申請(eVISA)
- 2. 発給が認めらたら、査証発給通知書「Visa Issuance Notice(電子ビザ)」が発給される
- 3.「日本査証申請センター」のサイトから電子ビザの交付を受ける
以前は「香港特別行政区入境事務所」に必要書類を郵送することでもビザ申請が可能でした。ただ、現在は事務所のウェブサイトから郵送についての案内が削除されているため、郵送申請が受け付けられていない可能性があります。
郵送によるビザ申請を希望する場合は、事前に問い合わせをすると安心です。
申請費用と支払方法
中国大使館に直接ビザの申請書類を提出する場合、1件あたり760香港ドル(HKD)が必要です。この手数料は中国国内の入国管理局にて支払います。
また、申請書類を入国管理局まで転送する場合、1ファイルにつき260HKD(日本円で約5000円)の追加手数料を総領事館に支払います。
オンライン申請の場合の手数料は1件あたり270HKD(日本円で約5200円)です。
※為替レートは2024年12月3日時点のものです。
処理期間とビザの有効期限
ビザ申請から発給まではおおよそ4〜6週間かかります。また、有効期限は観光ビザで3カ月、就労ビザで2年間(新規取得および初回延長は3年間)です。
ビザ申請における注意点
香港でのビザ申請は要件や手続きがやや複雑なため、慣れないうちは戸惑うかもしれません。
ここでは、香港でのビザ申請に関する主な注意点を解説します。
よくある間違い
ビザ申請時によく起こるトラブルといえば、ビザとパスポートを混同して認識しているケースです。
パスポートは、自国の政府が発行する公式な身分証明書で、海外渡航者の国籍や身元を証明する役割を持ちます。
一方、ビザは訪問先の国が発行する許可証のようなもので、対象国への入国、滞在、または通過を認めるためのものです。
ビザは、滞在目的や期間に応じて観光ビザ、就労ビザ、学生ビザなどに分類されます。多くの国ではパスポートがなければビザを取得できない一方で、ビザが不要な国もあります。
たとえば、日本のパスポート保持者は、短期間の滞在であればビザが免除されることも珍しくありません。
パスポートは基本的に全ての国際旅行で必要ですが、ビザは訪問先の国や目的に応じて必要性が変わります。
ビザとパスポートは異なる役割を果たしており、両方が揃うことでスムーズな海外旅行および長期滞在が可能となります。
必要書類の確認
ビザの申請時に必要な基本書類は以下の通りです。
- 申請書
- 証明写真
- パスポート用の写真
香港に限らず、滞在目的によっては上記に加えて警察証明書や財政証明書などの提出が求められる場合があるため注意しましょう。
香港でのビザ申請の場合、申請書類は入国管理局の公式サイトからダウンロードが可能です。
申請後の変更や更新
ビザ申請後、滞在日数を変更する場合は、現地の大使館(または入国管理局)に対して変更の手続きをする必要があります。この場合、滞在日数を一度30日以内に変更したうえで、申請時に利用した旅行社を通じて「日程変更届」を提出しましょう。
また、ビザの取得後、ビザを更新したり別のビザに切り替えたりする際は「在留資格変更許可申請」が求められます。
変更および更新はビザの有効期限内に完了する必要があるため、事前に必ず期限を確認しましょう。
スムーズな香港ビザ取得のために
香港での滞在の際は、目的や日数に応じた種類のビザが必要です。ビザの申請は日本からオンラインで行えますが、取得時には現地の窓口まで出向く必要があり、慣れないうちは面倒に感じる場合もあるでしょう。
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