香港に長期間住んでいる、駐在している方におすすめなのが、香港での資産運用です。おすすめする理由としては、日本において非居住者となったことで、日本国内での資産運用ができないことがあります。また、香港には税制面など資産運用をするうえで魅力的な環境が整っており、必然的に利回り等において優れた金融商品が多く提供されているためです。代表的な金融商品として貯蓄型生命保険が挙げられます。
本記事では、香港の貯蓄型生命保険の仕組みや特徴、日本の貯蓄型生命保険との違い、海外移住者の資産運用として優れている理由について解説します。香港在住の利点を活かし、資産運用を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
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1.香港の貯蓄型生命保険とは
香港の貯蓄型生命保険は、保障機能と貯蓄機能および資産運用機能を併せ持った保険です。基本的な仕組みは日本の貯蓄型生命保険と同様に、払い込んだ保険料が保険会社によって運用され、保険期間中に死亡した場合は死亡保険金、途中で解約した場合には解約返戻金を受け取ることができます。加入後、期間の経過とともに解約返戻金となる部分が積み上がり、将来的には既払い保険料を上回ります。
このような、万一の保障を確保しながら、将来に向けた資産形成ができる貯蓄型保険は日本在住時に利用されていた方もいるでしょう。しかし、香港と日本では貯蓄型保険の仕組みや特徴に大きく異なる点が多々あります。
1-1.香港の貯蓄型生命保険の仕組みと主な特徴
香港の貯蓄型生命保険は一般的に以下のような特徴があります。
- 加入可能年齢
最低0歳から、最高75~80歳までと、幅広い年齢層の人が加入できます。
- 保険料払込期間
2年払い、5年払いなど短期払いが多い傾向ですが、10年・15年払いなど中長期にわたって払込みできるものもあります。
- 保険期間(運用期間)
120年・(被保険者が)120歳までなど、長期のものが一般的です。その間、運用は継続されます。
- 運用通貨
米ドル建てや香港ドル建てのものが多いですが、中国元、豪ドル、シンガポールドル、英ポンド、ユーロなど様々な通貨から選べる商品もあります。また、途中で通貨を変更できる商品もあります。
- 保険料の運用
一般的に、債券などの安全性資産と投資信託・株式などの積極的資産に分散投資して運用されます。比率は保険会社や保険商品によって異なります。
- 死亡保険金
商品によって異なりますが、一般的には以下のように決まります。
死亡時点で「払込保険料」と「解約返戻金の確定(保証)部分」のどちらか多い額+「解約返戻金の非確定(非保証)部分」
なお、解約返戻金の非確定(非保証)部分とは、運用実績によって支払われる配当金に相当します。配当金は運用利益のほか保険運営上のさまざまな要素が加味され、金額が確定(保証)されていないことから「非確定(非保証)部分」とされています。
- 解約返戻金
解約時点の「確定(保証)部分」+「非確定(非保証)部分」の合計額が支払われます。
解約返戻金が「払込保険料」を上回り、リターンを得られるまでの期間は、保険会社、個々の保険商品、加入の仕方(運用通貨・保険料払込方法・払込期間等)など、様々な条件によって変わります。多くの場合、数年で損益分岐点を迎える傾向です。
なお、「非確定(非保証)部分」の一部は必要に応じて引き出すことも可能です。引き出した場合は、解約または死亡時の最終リターンが変わるため注意しましょう。
1-2.日本の貯蓄型保険との違い
香港の貯蓄型生命保険には、日本のものとはまったく異なる特徴もあります。
- 契約期間が長い
- 被保険者の変更(契約承継)ができる
- 証券分割ができる
- 保険料の一時払込み休止オプションなど自由度が高い
- 商品によっては奨学金をもらえるものもある
1-3.積立投資商品との違い
香港では積立投資商品も資産形成方法の1つとして人気があります。積立投資商品は、積み立てる商品(ファンド)の価格が市場の影響を受けて上下します。
選択するファンドやポートフォリオの組み方、市場の状況によって大きなリターンを期待できる一方、大きなマイナスを被る可能性もあります。定期的に積立をすること(ドルコスト平均法)により、買付価格が平準化されリスクを抑える効果があるといわれますが、元本保証はありません。
対して、貯蓄型生命保険は、契約後短期で解約した場合は元本割れとなる可能性がありますが、積立資産(払込保険料)は着実に増えていきます。一旦、損益分岐点を超えた後は損失を被る不安なくリターンを増やしていけます。死亡保険金については、仮に契約後間もない場合でも既払い保険料が保証されるのも安心です。
2.貯蓄型生命保険が香港海外移住者の資産運用に優れている理由とは?
ここからは、香港に移住された方、または長期間駐在の予定がある方には、香港での資産運用には貯蓄型生命保険での資産運用をおすすめする主な理由を解説していきます。
2-1.高い利回りを期待できる
香港の貯蓄型生命保険は日本の貯蓄型保険よりもはるかに高利回りのものが多く、高いリターンを期待できます。香港は、世界のなかでも主要な国際金融センターとして高い運用ノウハウを持つ大手金融機関が世界中から集まっているためです。
香港では、資産運用への高いノウハウを持った保険会社が、独自の運用方針のもと、株式や債券などに分散投資をしています。個人で株式個別銘柄に分散投資をする場合、多額の元手が必要となるうえ、銘柄選択やポートフォリオの入れ替えタイミングを測るのも大変です。1つの保険商品で分散投資を行える、且つ安定的に高いリターンを得られるメリットは大きいでしょう。
解約返戻金が「確定(保証)部分」と「非確定(非保証)部分」で構成されていることは前述したとおりですが、各保険会社は「非確定(非保証)部分」の履行率(Fulfillment ratios)を毎年公表することが香港保険業監理局により義務づけられています。
ここでいう履行率とは、契約時に渡される試算表に記載されている「非確定(非保証)部分」の金額に対して、実際に支払った金額の割合を示します。例えば100%であれば記載どおりの金額、110%なら記載よりも10%多い金額、90%なら記載10%少ない金額という意味です。保険商品や年によって数値はさまざまですが、例えばサンライフ香港社が2025年に公表した履行率を見ると、概ね100%前後となっており、資産運用における優れたノウハウをうかがい知れます。
ただし、公表されている履行率(Fulfillment ratios)はあくまで過去の実績であり、将来を約束しているものではないことには注意が必要です。
2-2.複数の通貨で資産を分散できる
将来のインフレ等に備えて日本円以外の資産を持っておくのは、資産運用におけるリスク管理のひとつです。その点、香港の貯蓄型生命保険はいわゆる「外貨」で運用をするため、リスク管理として有効です。
選べる通貨の種類数は異なるものの、ひとつの保険で運用通貨を切り替えたり、証券分割して複数の通貨に分けたりできる商品もあります。海外移住者は将来的に自分自身や家族が別の国へ移住することも多いため、さまざまな通貨で運用しておくことで将来的な外貨資産ニーズに対応できるでしょう。
2-3.証券分割ができる
海外生活経験がある人ほど、ご家族の各人も留学やビジネスでグローバルに活動する傾向があります。初めて記事を目にする人にはイメージが湧きにくいかもしれませんが、香港の貯蓄型生命保険は証券分割して複数の契約に分けられるので、資産を分け与えてそれぞれの資金需要に対応することもできます。
つまり、銀行にあるお金を分け与えるようなイメージではありつつ、運用は継続されたまま、さらに保険の権利も含め分割譲渡できます。日本では非常識ですが香港ならではの常識です。日本人にとっても得られるメリットは多いでしょう。
2-4.相続手続きが容易である
香港の貯蓄型生命保険は、あくまでも生命保険です。一般的な生命保険と同様に、自分に万一のことがある場合のためにあらかじめ保険金の受取人を決めておくことができます。それにより、遺産分割のトラブルを避けられるほか、保険金は受取人の固有資産となるメリットがあります。
後者のメリットは、海外移住者にはとても大切なポイントです。相続が発生した時(死亡時)にご自身や相続人がどこに住んでいるかにもよりますが、日本人が日本国外にある預金口座や証券口座、不動産などを相続する場合、国際相続となります。国際相続は手続きが煩雑であるため高いノウハウのある弁護士への依頼が必要になり、一般的に高額な報酬の支払いが必要になります。加えて弁護士に依頼したとしても、相続人が資産を受け取れるまでには長い期間がかかります。そのため海外移住者が海外で資産運用をする場合には、保険という形で資産を保有しておくのがとても有用ではないかと考えています。香港では貯蓄型生命保険が効果的です。
3.実際、どの程度のリターンを期待できる?
将来的に期待できるリターンは保険会社や保険商品のほか、保険料払込期間、経過期間(解約時期)などのさまざまな条件で変わります。また、運用する通貨によって投資対象が異なりますので、同じ保険商品でも運用通貨が変わればリターンも変動します。
総合的には、契約してから5〜6年程度で損益分岐点を迎え、10年で120〜150%、20年で240〜300%、30年で500〜600%程度と高いリターンを期待できるものが多いようです。実際にシミュレーションを見てみたい方は、ぜひ110(ワンテン)へお問い合わせください。
なお、実際に加入を検討される際は、期待リターンの数字だけではなく、資産運用の目的や資金が必要な時期に合わせて適した商品を選ぶことが大切です。自分が老後に使いたい、子どもの海外留学資金や事業資金を準備したい、家族に資産を承継したいなど、目的に応じてよりふさわしい貯蓄型生命保険が見つかるはずです。
香港の貯蓄型生命保険でリスクに強い資産運用を
資産運用としての機能と保険としての機能を併せ持つ香港の貯蓄型生命保険は、香港に在住している人の資産運用方法としておすすめです。日本の貯蓄型生命保険や、株式、投資信託、不動産などの資産運用とは異なるメリットが多々あります。商品の種類も豊富で、海外在住者の幅広いニーズに対応できます。駐在をはじめ香港に移住されている方は、ご自身やご家族のためにぜひ検討されてみてはいかがでしょうか。
海外資産運用のご相談は、『Insurance110(ワンテン)香港』へ
Insurance110は2013年創業、親会社NNI香港は1998年から香港で金融サポートを開始しました。
世界6カ国13拠点(香港・米国・タイ・台湾・シンガポール・日本)で、累計27,000名以上の海外在住日本人をサポートしてきました。
香港保険業監理局(ライセンス番号:FB1667)に登録された正規保険ブローカーとして、500種類以上の保険・資産運用商品の中から、日本でのFP経験も豊富な日本人ライフパートナーが、海外資産運用のきっかけ作りをサポートします。
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