早速ですが、質問です。
USD1=JPY123.79(2022年4月6日)
これは円安でしょうか円高でしょうか。
はっきりどこからが円安でどこからが円高なのかという基準はありません。
1ヶ月前(2022年3月7日)はUSD1=JPY115.29なのでそこからすると円安になっています。
では10年前(2012年4月6日)はUSD1=JPY81.62なのでこれも円安ですね。
次に20年前(正確なデータがなかったので2002年4月の平均レート)USD1=JPY130.76です。
ここから見ると今は円高になります。
このようにどこを基準にするかによって円高なのか円安なのかと認識されますが、
ほとんどの方はせいぜい過去数ヶ月程度遡っての判断だと思います。
ですので、今は円安だと感じていても今後長期で見ていくとまだまだ円高だったじゃないかとなる可能性も十分あります。
ここ最近は一般的には円安気味だと感じている方がほとんどで、このタイミングで円から外貨に変えるのはちょっとと思っている方も多いですが、もっともっと円安が進むとあの時に変えておけばよかった…と後悔することも。
結果論でしかないのですが、過去に為替を気にしすぎて投資のタイミングを逃し、何もしないまま数年経過してしまった方も見てきました。
その方は「あの時初めていれば…」と言って未だ何もできずに今に至ります。
もう10年近くたっているので10年分の運用機会を損失しています。
短期の運用であれば為替の動きをカバーできるほどのリターンは期待できない可能性も高いので気にした方がいいですが、長期運用になると多少の為替は気にするほどではないほどになっている場合がほとんどです。
どうしても気になって夜も眠れないという方は一括ではなく、数年に分けてするというのも一つの方法です。
そうすることで円から外貨へ変える時の為替は平均化できます。
為替の予想はプロのアナリストでもあまり当たらないとされています。
一番はどちらに動いてもいいように円だけ保有するのではなく、外貨にも分散して保有することです。
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