
【40代の生命保険】備えたいリスクと保険選びのポイント
40代は人生の折り返し地点と考える人もいるのではないでしょうか。人生100年時代と考えるとまだ半分もいっていないのですが、心身ともに様々な変化が出てくる年代でもあります。 健康の面では生活習慣病のリスクが一気に高まります。生活の面では、子どもがいる家庭では出費がかさむ時期になってきている人もちらほら。 また、自分たちの親世代も高齢になり介護や自分たちの老後のことも気になり始める時期です。このように仕事もプライベートも変化の多い40代のリスクについて見ていきましょう。 1. 40代に多いリスクとは 40代はどんなリスクが潜んでいるのでしょうか。 1-1. 病気のリスク(入院) 若い頃は病気なんて無関係と思っていたバリバリの体育会系の方でも流石に40代になると体力の衰えなどを感じ始める人も多いのではないでしょうか。 それでは40代の人がどのような理由で入院をしているのか、厚生労働省のデータから実際の数値を見てみましょう。 ※傷病の種類は全部で20種ありますが、そのうちの上位5位までを、多い順に順番に一覧にしています 。 (出典)平成29年患者調査(厚生労働省) 40代の方の入院理由の一位は男女共に「精神及び行動の障害」です。その人数も30代の時より2倍程増えています。40代になると、仕事も責任あるポジションを任されるなどプレッシャーがかかる場面も増えるのが原因でしょうか。 家庭でも子供の進路など悩む場面も多くなりますよね。休む時はしっかり休むなどストレスを溜めないように心がけることも大切ですね。 40代の女性で気になるのは、2位の「新生物<腫瘍>」、つまり「がん」です。とくに30代から40代にかけて女性特有のがんのリスクが急上昇します。 1-2. 病気のリスク(死因) 40代の死因の1位は「がん」です。そのほかにも心疾患や脳血管疾患など生活習慣病による死亡も増えてきます。日頃から規則正しい生活を心がけ生活習慣病にならないように健康に気を配りましょう。 (出典)平成29年人口動態統計(厚生労働省) 2. 40代の保険選び 40代の保険選びについて状況別に解説していきます。 2-1.【40代・独身】の保険選び 独身の人は、自分が病気やケガをした時に「自分自身が困らないために」という観点で保険を選びます。病気のリスクなどが高くなる年代ですので、しっかりと保険で備えておくことが大切です。 具体的には、医療保険とがん保険などの病気に対することはもちろん、長期に療養がひつような重い病気やケガで一時的に働けなくなった時の収入の補填という観点でも備えることが必要です。 また、老後に備えて資産形成に保険を活用できます。特に海外では資産形成にぴったりな保険も多くいので積極的に情報を得ることをお勧めします。 2-1-1. 男性の場合 医療保険とがん保険、就業不能保険を中心に万全の保障を確保し、死亡保障は老後の資産形成にもつながるような貯蓄性や運用性のある、終身保険や変額保険などの活用もいいでしょう。個人年金保険も上手に活用しましょう。 <必要な保障>(太字は優先すべき保険) 2-1-2. 女性の場合 女性特有のがんの罹患率が高まる時期です。女性向けのがん保険や医療保険を活用しましょう。また重い病気や長期的な継続治療による収入減に備えて就業不能保険も自分を守る保険となります。老後に備えた貯蓄性のある保険(終身保険や個人年金保険など)も活用してください。 <必要な保障>(太字は優先すべき保険) 2-2.【40代・夫婦】の保険選び 夫婦ふたりや、パートナーとの生活においての保険選びは、もしものときに、「相手の生活への影響や負担を最小限にすること」を目的に保険を選びます。また老後生活のことも視野に入れて資産運用することも重要です。 2-2-1. 男性の場合 生活習慣病に備えた医療保険やがん保険で備え、死亡保険や就業不能保険は、家族全体の収入をみて不足する分を確保しましょう。資産形成にもつながるような終身保険や変額保険、個人年金保険も上手に活用しましょう。 <必要な保障>(太字は優先すべき保険) 2-2-2. 女性の場合 40代でリスクがピークとなる女性特有のがんのリスクに万全に備えましょう。医療保険やがん保険と共に、共働きの人は就業不能保険を、また老後に向けての資産形成に終身保険や個人年金保険なども活用しましょう。 <必要な保障>(太字は優先すべき保険) 2-3.【40代・子どもがいる場合】の保険選び 40代は、子どもの成長と共に高額な学費がかかる時期に差し掛かり、支出が収入を上回るといったことも起こる時期ですので、保険を見直すことも有効です。 例えばマイホームを購入し住宅ローンを支払っている人は、住宅ローンに付帯された団体信用生命保険がありますので、一般の死亡保険を減らすことも検討しましょう。共働きの場合は夫婦ともに家計を支えている立場となりますので、どちらに万一のことがあっても家族に与える影響が大きいため、それぞれの必要保障額を算出してしっかり備えましょう。 2-3-1. 男性の場合 子どもの成長と共に、死亡保障額を下げることも検討しましょう。その分、生活習慣病への備えや、就業不能保険(収入減に備える保険)なども備えてください。また、老後の資産形成についても視野に入れる時期です。子どもが社会人になったらすぐに資産形成に着手できるよう情報を集めておきましょう。 2-3-2. 女性の場合 40代は女性特有のがんのリスクについて万全に備えましょう。医療保険やがん保険と共に、共働きの人は就業不能保険と死亡保険を、また老後に向けての資産形成も視野に入れておきましょう。 3.…