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APECビジネストラベルカード

コロナも落ち着き出張が増えているビジネスパーソンも多いのではないでしょうか。 特に東南アジア圏に出張が多い方の悩みとしては入国審査の際に長蛇の列に並ばされるということがあります。 ビジネスクラスで移動できる方であれば優先レーンを通れるので上記のようなストレスはないでしょうが、円安やコロナでの打撃を受け経費削減のためエコノミークラスでの移動を求められる場合もあります。 そのような場合に国によっては空港から出るのに1,2時間かかるということも発生します。 ただでさえ長時間狭い機内に閉じ込められた後に、入国審査で1時間以上も立って待たされるというのはどんなに温厚な方でも心穏やかではいられなくなるかもしれません。 もちろん観光で来ているのであればその後の楽しみを想像してやり過ごすことも可能でしょうが、仕事できている場合は少しでも時間は有効活用したいものです。 APECビジネストラベルカード 引用:https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/apec/btc/index.html そのような場合に有効なのがAPECビジネストラベルカードです。 APECビジネストラベルカードは、資格を持ったビジネスパーソンがAPEC加盟国間でのビジネス出張を行う際に、入国審査やビザ取得の手続きを簡略化するためのカードです これを持っていれば専用レーンを通れますのでスムーズに入国できます。 浮いた時間を有効活用できます。 筆者もタイに行くことが多く、いつも入国審査の待ち時間で悩まされていて取得を決意。 用意する書類について 日本で申請する方法と海外で申請することもできるようです。 ①日本で申請する方法 下記外務省HPをご参照ください。 https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/apec/btc/index.html 海外駐在中でも郵送で対応してくれるようです。 ②海外で申請する方法 注)香港で外国人が申請する場合はPermanent IDを持っている必要があります。 筆者は香港の永住権を持っているので2023年3月に香港で申請しましたのでその流れを記載していきます。 まずは必要な書類の準備です。 詳細な書類のリストは、所在国のAPECビジネストラベルカード申請窓口で確認してください。 香港の場合は パスポート 香港ID(パーマネントIDである必要があります) 顔写真2枚 会社のサポーティグレター (筆者が提出したレターのサンプルはこちら) 所定の申請用紙 HKD540(カード発行時に支払い) が必要になります。 申請書類一式準備できましたらが香港のイミグレにいきます。 香港IDの取得や中国ビザ取得のために行かれた方は多いと思います。 申請方法 後で知ったのですがHK政府のオンラインでも申請出来るようですね… https://www.gov.hk/en/residents/immigration/nonpermanent/applyapec.htm まぁオフィスも近いので苦にはなりませんでしたが。 窓口のおじさんに書類一式を渡しチェックしてもらい 「OK!出しておくから1ヶ月くらいした会社にレターが届くよ」 と言われ申請自体は5分程度で終わりました。 それから待つこと1ヶ月… 受け付けました!とレターが会社に届きました。 受け付けただけかい!と色々なネットの記事を見ると半年以上はかかるとのことで気長に待つしかないかなぁとやり過ごすこと2ヶ月、また新たなレターが届きもしかしてもう発行?と逸る気持ちで開封。 香港内での手続きが終わったので各国に承認のリクエストを出したよ、とのこと あぁ…いつになることやら。 承認状況はネットでも確認できるようです。 無事に受け取りました 思い出した時にチェックをしていましたが、ペルー、チリ、メキシコ、ブルネイ、オーストラリア、シンガポールは承認が早かったですね。 私が目当てとしているタイ、中国はなかなか承認が降りず待つことさらに1ヶ月。 ついに中国、タイの承認がおりました。 全ての国を待っていると時間がかかるので暫定カードを発行してくれるようでリクエストすればもらえるようです。 今承認がおりている国でいいので暫定カードを発行してくださいとレター(サンプルはこちら)を書いて郵送し、待つこと2週間。…