【海外保険紹介】AIA香港 Admire Life2
今回の記事はAIA香港のおすすめプランである『Admire Life2』をご紹介します。ちなみに私も購入している商品のひとつです。 目次 AIA香港とは AIA香港は香港の保険会社です。日本人で知っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 ・歴史 1919年 創業。当初は中国の上海に本社を置き、事業展開を開始。 1945年 上海から撤退し、ニューヨークに本社を移動。以降、American International Group(AIA)の子会社となる。 2008年 金融危機により、AIGから独立 2011年 香港証券取引所に上場 ・格付け S&PでAA-(非常に強い) MoodysでAa3(非常に優れている) と高い評価がつけられています。 香港ローカル及び世界でも安定した保険会社といえるでしょう。 アジアの金融大国といわれている香港やシンガポールの2大拠点でビジネスを展開しています。 2021年のニュースでは中国の13億人マーケットに参入する動きをみせています。日本でいうゆうちょ銀行やかんぽ生命あたりの株式を買いこんでおり、新型コロナウイルスが終息したあとの展開を狙っているようです。 AIA香港については過去記事でも解説しています。こちらも参考にしてくださいね。 Admire Life2の特徴 以前の動画では『Simply Love Encore 5』という保険商品をご紹介しました。 『Simply Love Encore 5』は資産運用に特化した商品だったのですが、今回の『Admire Life2』は死亡保障付きの運用を兼ねた中長期の終身保険です。 貯蓄をしたいけど死亡保障もつけたい方におすすめの商品になっています。 変動要素の少ない債券運用(60~80%)と変動要素の大きい株式運用(20~40%)を最適化して分配。 バランスのよい運用を行いつつ、万が一のときはご家族のための死亡保険金を確保します。攻めも守りも高いレベルで備えられる商品です。 AIA香港の『Simply Love Encore 5』は過去記事でも解説しています。 商品概要と購入対象者は 商品概要は以下のとおりです。 運用通貨:USD(米ドル)/HKD(香港ドル)支払い期間:一時払い/5年/10年/18年/25年運用可能期間:終身加入年齢:生後15日~75歳 香港在住の日本人で帰任や帰国、異動までにまだ時間の余裕がある方や、ずっと居住予定の方。保障として死亡保険金があるので健康な方(場合によっては健康診断が必要になります)などが購入対象になります。 一度大きな病気に罹った方は『Simply Love Encore 5』や、死亡保険金がついていない貯蓄に特化した商品を選ばれるのがよいでしょう。 シミュレーション表(一時払い) 条件を以下に設定した場合、どのような保障内容になるのかシミュレーションしました。 死亡保険金のUSD100,000を受け取るためにはいくら払わないといけないのでしょうか。 『Total Premiums Paid』はUSD50,665です。つまりUSD50,665を支払えば、死亡保険金がUSD100,000受け取れます。 シミュレーション表を見ていきましょう。 赤枠は解約返戻金です。保険契約者に対して払い戻されるお金を指します。 青枠は死亡保険金です。万が一、保険契約者が亡くなったときに家族が受け取るお金を指します。…
【海外保険紹介】AIA Global Power Multi Currency Plan
今回の記事はAIA香港の新しいプランである『AIA Global Power Multi Currency Plan』をご紹介します。 新しい時代を象徴するような革新的な内容になっていますので、ぜひご覧ください。 目次 AIA香港とは AIA香港は香港の保険会社です。アジアでも有数の保険会社として成長してきました。 AIA香港の歴史 1919年 創業。当初は中国の上海に本社を置き、事業展開を開始。 1945年 上海から撤退し、ニューヨークに本社を移動。以降、American International Group(AIG)の子会社となる。 2008年 いわゆるリーマン・ショックと言われている金融危機により、AIGから独立 2011年 香港証券取引所に上場 AIA香港の格付け S&PでAA-(非常に強い) MoodysでAa3(非常に優れている) と高い評価がつけられています。 香港ローカル、及び世界でも安定した保険会社として評価されています。 AIA香港については過去記事でも解説しています。詳しく知りたい方はこちらも参考にしてくださいね。 AIA Global Power Multi Currency Planの特徴 6つの通貨の中から選択して運用が可能な商品です。運用する通貨は以下、商品概要にてご案内します。 たとえば日本で保険商品を購入する際、通貨が決められていることが多いです。 香港の商品で運用する際も通貨の変更は原則として出来ない商品が殆どだと記憶しています。このデメリットを解決するのが『Global Power Multi Currency Plan』です。さらに運用途中での通貨の変更もできます。 また、契約者と被保険者を次世代に変更可能でフレキシブルに保険をコントロールできます。 つまり、香港のように相続税や贈与税がない国では、保険商品をまるで不動産のように自分の子どもや孫に引き継げます。大きなお金のカタマリとして運用し続けることが可能です。 世代が進むごとに資産が削り取られていく日本の制度では作ることの出来ない商品設計ですね。 運用部分に関しては、15年目から自分の好きなタイミングで不確定要素の一部をロック可能です。ロックすることで、下落(ダウンサイド)のリスクを解消し、減ることもないので資産の増減を気にしなくて済みます。 学業成績に応じた表彰・特典があるのも珍しいですね。 なぜ通貨が変更できる保険商品が必要なのか 保険会社も我々も通貨が変更できる商品を考えなければならない時代になってきました。 これは保険会社が公言しているわけではありません。しかし、大きな時代の変化の波が押し寄せていることに気づいた方がよいでしょう。 以下の年表をご覧ください。 こちらは過去500年間の国家の勢いを示したグラフです。 1650年ごろのグラフを見ると、当時はオランダの勢力が強かったことがわかります。しかし、徐々に勢いが弱まりその後は下がってしまいました。 オランダの次に勢力を拡大したのはイギリスです。そのイギリスも1800年代後半にはアメリカに抜かれてしまいました。 アメリカは1960年頃に天井をうち、徐々に下がっています。現在は中国が急速に成長しており、アメリカを追い抜きそうな勢いです。 このグラフを見てわかることは、ひとつの国や通貨にこだわりすぎるのはよくありません。 世の中は刻々と変化しています。変化に合わせて保有する通貨も変えていくことが重要です。 そこで「マルチカレンシー」という概念が重要となってきます。 商品概要 商品概要は以下のとおりです。 運用通貨:USD(米ドル)/RMB(人民元)/HKD(香港ドル)/AUD(オーストラリアドル)/CAD(カナダドル)/MOP(マカオ・パタカ) 以上の6通貨(今後増えるかもしれませんね)…
【海外保険紹介】Lion Harvest Pro Deferred Annuity
イタリアに本拠地を構えるGeneraliが、香港の上乗せ年金制度に則した保険商品を発売しました。 その名も『Lion Harvest Pro Deferred Annuity』。『QDAP』に対応した商品ですので、将来の年金を準備したい方におすすめの内容になっています。 目次 Generali香港について Generali香港の歴史や格付けについて紹介します。 Generali香港の歴史 Generaliは1831年にイタリアで設立された、世界規模の保険会社です。 1975年以来、ここ香港でもGeneraliグループのグローバルな専門知識と、ローカル知識をもって200,000以上の顧客数を誇っています。また、毎年300,000件以上のクレームに対応している実績もあります。 ちなみに190年間、ロゴが変わっていないのはGeneraliだけです。 Generali香港の格付け A.M. Best’s financial strength ratingsにおいてA評価を獲得しています。 世界50ヵ国以上で展開しており、22年間一貫してフォーチューングローバル500企業のトップ100にランクインしている企業です。 会社概要は以前、詳しく解説した記事がありますので、さらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。 香港生活者の問題点 今回ご紹介する保険は節税できるのが特徴です。 香港政府がサポートしてでも年金を準備させたい背景には、香港にはいくつかの問題点があるからです。 ・食費が高い香港は食費が高いです。 現在弊社が入っているビルに、日本でもおなじみのカレーハウスCoCo壱番屋があります。 ココイチは四半期に一度メニューが変わるのですが、価格も同時に変わります。以前880円だったカツカレーが、価格変更後は1,000円超えることも珍しくありません。 日本のように物の値段を上げられない社会とは異なり、価格の上昇が許容されているのが特徴です。 ・家賃が高い家賃が給料の3分の1近くを占めることは珍しくありません。 新型コロナウイルスの蔓延によって、香港を出る人が増えました。賃貸物件の空室が出ても、家賃が下がることはあまりありません。 ・教育費が高いお金で成績が買えるというと語弊がありますが、受験、入学金、寄付金、交通費などなど様々な面で「お金、お金、お金・・・」という状況ですね。 ・公的年金がとても薄い会社員が従業員のために納めているMPFと呼ばれる年金があるのですが、十分な金額ではありません。 ・老後といわず、現役世代でもお金が足りない上記の通り、働いても生活コストが高いため、お金が足りません。 現役世代はお金がないと言いつつも、働けばお金が稼げます。しかし、老後は働けなくなる可能性があるため、さらにお金に困るかもしれません。何らかの備えは重要ですね。 『Lion Harvest Pro Deferred Annuity』の特徴 『Lion Harvest Pro Deferred Annuity』は節税対応できるのが特徴です。 商品概要 商品概要は以下のとおりです。 通貨:USD払込期間:5年・10年(全期前納可能)加入年齢:18歳~70歳まで保険期間:年金受取が終わるまで(受取開始から10年)支払方法:年払い最低保険料:USD2,500/年年金受取のタイミング:50歳以降、受け取りたい時期を選択可能 シミュレーション表 条件を以下に設定した場合、どのような保障内容になるのかシミュレーションしました。 年齢:35歳性別:女性喫煙の有無:非喫煙(吸わない)支払期間:10 年保険料USD2,500/ 年(年保険料HKD19,500 )66歳から年金受取 『Total…
【海外保険紹介】Evergreen Growth Saver PlusⅡ
今回の記事はPRUDENTIALの保険商品『Evergreen Growth Saver PlusⅡ』を紹介します。 Evergreenは昔からお客様の要望の声が高い商品ですので、興味をもっていただけたら幸いです。 目次 PRUDENTIAL香港の歴史 PRUDENTIALは1848年にイギリスのロンドンで設立された世界規模の金融会社です。 香港に本社を置くプルデンシャル・コーポレーション・アジア(Prudential Corporation Asia)は1964年に設立されました。 設立から170年ほど経過しているので、安定している会社として判断できるのではないでしょうか。 プルデンシャル最大の規模を持つ部門であり、日本を含めた13ケ国で事業を展開中です。100万人以上の顧客数を誇っています。 まず特徴的なプルデンシャルのロゴには、女性が描かれています。 この女性は と4つの美徳を表しており、安心感を与える意味で女性のロゴが使われているようです。 プルデンシャルは二つある プルデンシャルは『世界に二つある』ことをご存じでしょうか? の二つあります。 名前は両方とも同じ『プルデンシャル』なのですが、日本に入り込んでいるのはアメリカのプルデンシャルです。 私が日本にいた20年ほど前、イギリスのプルデンシャルが『ピーシーエー生命(PCA生命)』と名乗って日本に進出したことがありました。しかし、現在は日本での営業拠点はなく、サポート部分を他の保険会社に渡して日本から撤退しています。 今思えば、とてもドル建て年金プランを販売していたので、惜しい気もしますね。 Evergreen Growth Saver PlusⅡの特徴 今回ご紹介するエバーグリーンは2000年中盤以降くらいからよく見かけるようになった商品です。それでは、Evergreen Growth Saver PlusⅡの特徴を見ていきましょう。 香港の保険商品でも一般的になってきました。まるで不動産のように保険という資産を次世代に渡せる内容です。 運用ポートフォリオの詳細 Evergreen Growth Saver PlusⅡのポートフォリオの詳細を見ていきましょう。 具体的な銘柄までは記載されていませんが、どのセクターにどれくらいの割合で資金が振り分けられているのかがわかります。 運用通貨は米ドルと香港ドルです。契約の際に選択することが可能です。 安定的な運用部分であるFixed-income Securitiesに40%、変動が大きなEquity Type Securitiesに60%割り振りされます。 配当を確実に受け取れるジャンルの投資先に全体の4割、残りの6割の資金は株やその他値動きの大きめな投資先に配分されます。 学業成績によるReward 学資保険としてエバーグリーンを選んでいただいた際、保険会社がお子さまの学業成績に応じて貢献する部分がRewardです。 項目1は香港に住まれている方向けの内容です。たとえばHKDSEの中で3つ以上5を獲得すると、1単元あたり2,000HKDもらえます。ちょっと嬉しいですよね。 項目2はTOEFLのスコアが110以上獲得した証明があれば、5,000HKDもらえます。日本円だと8万円ぐらいでしょうか。 項目3はIELTSのスコアが8以上なら5,000HKDもらえます。 項目4はIBDPプログラムのスコアが41以上なら5,000HKD受け取れます。 項目5は世界トップ10の大学に進学できたら20,000HKD受け取れます。 お子さまの頑張り次第で報酬を受け取れるので、魅力的にうつる方もいらっしゃるのではないでしょうか。もし条件を忘れてしまった場合は、この記事を見返してくださいね。 商品概要 商品概要は以下のとおりです。 Evergreen Growth…
【海外保険紹介】My Lifetime Annuity
YF Lifeが販売する保険プラン『My Lifetime Annuity』を紹介します。 この商品は長寿にそなえる年金プランです。香港人や日本人のように長生きする方におすすめの内容になっています。 目次 お金の寿命を延ばす これまでの動画や記事では資産運用の重要性についてお話してきました。資産運用をなぜするのかというと、お金の寿命を伸ばす必要があるからです。 香港人と日本人は世界の長寿国ナンバー1.2として知られています。そんな長寿国に住む香港人や日本人が、預貯金だけしているとどうなるでしょうか? お金を貯め込む日本人と使い切るイタリア人 預貯金だけで老後に突入してしまうと、75歳ころには、資金が底をついてしまいます。なぜなら今の日本では、預貯金には金利が「ほぼ」付かないからです。 日本人が最もお金を持っている期間は亡くなる寸前・・・と言われていますです。それはお金の心配が尽きず、質素倹約し預貯金に励むからですね。貯金をするからです。給付金や、還付金などが国から給付されてもお金を貯め込むので、生活に潤いがありません。それよりもお金を貯めときたいのです。 反対に、イタリア人は現役時に貯めたお金はしっかり使い切り「俺の人生大満足!!」といって楽しく過ごすそうです。ます。 お金の寿命を延ばす方法 日本人とイタリア人のどちらがよいのかはわかりませんが、お金の寿命を伸ばしていく考え方が重要です。 こちらのシミュレーション表をご覧ください。あくまでもイメージです。 40歳男性がUSD50,000を一括で支払った場合、65歳以降の年金としてUSD11,329が一生涯受け取れます。 もしUSD50,000を預貯金のまま持っている場合、どうなるでしょうか。 65歳時点で、USD50,000がUSD50,500ドルになるかもしれません。しかし、そこから年間USD10,000を毎年使っていくと、5年未満でなくなってしまいます。 そうなってしまっては「貯めていた・・・」という行為に何の意味があったんだろう・・・と私なら思い悩んでしまいそうです。 ですが、資金の置き場所を変えるだけで『USD11,329があなたの寿命と同じだけ』受け取れる方法があるとすればどうですか? このシミュレーションのように。のです。 YF Lifeとは YF Life(萬通保險國際有限公司)は香港で上場しているYun Feng Financial Limitedのメンバーです。主要な株主にはYun Feng Financial Holdings LimitedとMass Mutualがあります。 前身のMassachusetts Mutual Life Insurance Company(通称Mass Mutual)は1851年アメリカで設立されました。 アメリカの大手保険会社のひとつです。 2018年に香港を拠点にしていたMass Mutual ASIAからYF Lifeに名称を変更しました。 YF Lifeの格付けはFitchで”A-”(Strong) と高く評価されています。 体制のしっかりしている会社といえるでしょう。 YF Lifeについてはこちらの記事で詳しく解説しています。 My Lifetime Annuity の特徴 日本人は亡くなる直前が最も資産額が大きくなるといわれています。そしてお国に相続税をしっかり支払って、国民の義務を果たした立派な人と言われることでしょう。…
【海外保険紹介】他通貨で備えるInfinity saver 3
YF Lifeが販売する保険プラン『Infinity saver 3』を紹介します。 香港で唯一、シンガポールドル建てができる貯蓄保険です。 目次 ・YF Life とは(会社概要)・商品の特徴・商品の概要・シミュレーション表 YF Lifeとは YF Life(萬通保險國際有限公司)は香港で上場しているYun Feng Financial Limitedのメンバーです。主要な株主にはYun Feng Financial Holdings LimitedとMass Mutualがあります。 YF Lifeの大株主はYF Capitalです。YF Capitalは立ち上げ人であるJack Yun Ma氏とDavid Feng Yu氏の頭文字をとって、YF Capitalと名付けられています。 前身のMassachusetts Mutual Life Insurance Company(通称Mass Mutual)は1851年アメリカで設立されました。アメリカの大手保険会社のひとつです。 2018年に香港を拠点にしていたMass Mutual ASIAからYF Lifeに名称を変更しました。 日本ではマスミューチュアル生命保険株式会社として存在していました。マスミューチュアル生命を知っている方は保険に詳しい方か、同業者の方か、商品を購入したことのある法人企業ではないでしょうか。 YF Lifeに名称を変更した2018年に日本生命と経営統合しました。経営統合後はニッセイ・ウェルス生命保険株式会社に改称し、マスミューチュアルの商品を日本で展開・販売しています。 YF Lifeの格付けはFitchで”A-”(Strong) と高く評価されています。安心して商品を購入できる基準ですね。 YF Lifeについてはこちらの記事で詳しく解説しています。 Infinity saver 3の特徴 Infinity saver 3の特徴を見ていきましょう。 8種類の通貨での運用が可能…
所得税を節税しながら年金準備もできる保険商品『QDAP』
日本における所得税の納税方法は毎月の給与から源泉徴収されています。自動的に引かれているので、意識していない方も多いのではないでしょうか。 一方、香港の所得税は1年分をまとめて納税します。1月が納税のタイミングなのですが、1年分まとめて払うのでかなりインパクトが大きいです。 この所得税を節税しつつ、年金準備もできる保険商品『QDAP』(Qualifying Deferred Annuity Policy)について、詳しく解説していきます。 QDAP導入の背景 QDAPが導入されてからまだ5年も経っていません。まだ新しい保険商品といえます。 QDAPが導入された理由、それは自主的な年金準備を促すためです。 では、なぜQDAPが導入されたのか、背景を見ていきましょう。 香港の平均寿命は世界でトップクラス 香港は世界的に見ても平均寿命が長い国です。日本と香港が、長寿国ランキングの1位2位を争っているニュースを見たことがある方もいるのではないでしょうか。 退職後には20年以上の生活が待っています。仕事を辞めたあとも長生きするため、生活のコストがかかるのです。 退職後にかかる生活コストが高すぎる 香港は生活コストが非常に高いことで知られており、特に不動産は「世界で最も高い」とまでいわれています。 日本だと家賃は給与の1/3までにおさえましょう、といわれていますが、香港だと平気で給与の半分以上払ってる方もいます。 生活コストの高さは家賃に限りません。食事代や生活用品などもかなり高いです。 たとえば、日本食を食べに居酒屋に行ったとします。 大衆的なお店でさえも、ひとり当たりのお会計が1万円をこえることも珍しくありません。 また、インフレが激しく、モノの値段はどんどん上がります。レストランで前回と同じ食事を注文しようとした際、半年前の価格よりも1割ぐらい値上がりしていることもザラにあります。 公的年金が日本よりも保障が薄い 香港は生活コストが高い割には、公的年金の保障が薄いです。 日本も公的年金の保証が薄く、このままだと老後の資金が足らないという試算を出しました。そこで、政府が個人の資産形成をうながすように、『NISA』や『iDeCo』のような制度を打ち出しています。 香港の保障は日本よりもさらに薄いです。 ある調査によると、退職後から一生を終えるまでにかかる生活コストは、数百万ドルといわれています。日本円に換算すると、おそらく5,000万円でも足りないかもしれません。 そのため、政府主導で個人に年金準備をうながしているのです。 QDAPの節税効果 実際にどれくらいの節税効果があるのか見ていきましょう。 最大HKD60,000の所得控除が受けられます。※MPF任意積立と合わせて上限HKD60,000 所得税の計算をする際は、さまざまな控除を含めます。たとえば、配偶者控除や扶養控除などがありますよね。 その控除の欄に『QDAP』があります。そこで最大HKD60,000の控除が得られるのです。 控除の金額は分かったけど、節税額はどれくらいなのか気になりますよね。 香港では所得税の計算方法は2種類あるのですが、ここでは一般的な累進税率を使います。この累進税率は2%から最大17%で計算される方法です。 最高税率の17%で計算した場合、 所得控除 所得税率 節税額HKD60,000 × 17% = HKD10,200 となります。 結構大きな節税額ですよね。 QDAPの豆知識 最後にQDAPの豆知識や注意点をお伝えします。 ①QDAPとして認められた年金保険のみ節税可能 香港では年金保険とうたっている保険商品はたくさんあります。ただ、QDAPとして認められている商品は半分もありません。 つまり、すべての年金保険が節税できるわけではないのです。 QDAPとして認められている商品のパンフレットには このロゴがついています。 節税をする場合は、必ずQDAPのロゴが付いている商品を選びましょう。 ②加入タイミングに注意 香港の給与申告の対象期間は、毎年4月から翌年の3月末と決められています。 仮に2021年4月から2022年3月の給与申告期間で所得控除したい場合は、2022年3月までに保険成立させなければなりません。 つまり『2月から3月上旬には申込み手続きを実施』しておく必要があります。 もし4月以降に加入すると、次回の対象期間での申告になるので注意してください。…
【海外保険紹介】GENERALI香港『Lion Tycoon Beyond』
GENERALI香港の人気商品『Lion Tycoon』に新しいプランが誕生しました。その名も『Lion Tycoon Beyond』です。 今回の記事では『Lion Tycoon Beyond』について解説します。 目次 ・GENERALI香港の歴史・GENERALI香港の格付け・Lion Tycoon Beyondの特徴・Lion Tycoon Beyondの商品概要・シミュレーション表・リターンまとめ GENERALI香港の歴史 1831年にイタリアで設立された世界規模の金融会社です。 1975年に香港で事業をはじめました。GENERALIグループのグローバルな専門知識とローカル知識をもって、200,000人以上の顧客数を誇っています。また毎年300,000以上のクレームに対応しています。 GENERALIのロゴはライオンのほかに、190YEARSと書かれているものがあります。 190年以上続いてる保険会社はなかなかありません。 ちなみにGENERALIのスタッフによると「190年間ライオンのロゴは変わっていない。それが他社との違いだ」と言っていました。 「本当にGENERALI香港は存在するの?」と疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。そこで弊社はGENERALIのオフィスに突撃訪問してきました。その模様はこちらの動画でご覧ください。 GENERALI香港の格付け A.M. Best’s financial strength ratingsにおいてA評価を獲得しています。また香港やイタリアなど、世界50か国以上でもビジネスを展開中です。 さらに ・『世界の金持ち500人』・『世界有名企業500社』 などのランキングを出しているフォーチューングローバルにおいて『500企業のトップ100』に22年間ランクインしている実績があります。日本人が知らない世界の巨人ですね。 Lion Tycoon Beyondの特徴 保険商品の名前である『Tycoon(タイクーン)』とは、『超お金持ち』という意味です。 『Beyond』は『その先へ』という意味なので『えっ!超大金持ち?』と、夢があって儲かりそうな名前の商品ですね。 それではLion Tycoon Beyondの特徴を見ていきましょう。 ・積極運用型で人気の『Lion Tycoon』がグレードアップ『Lion Tycoon』よりもトータルリターンが上がっています。契約者としてはうれしいポイントですね。 ・安定的な運用と積極的な運用を、バランスよく組み合わせている ・固定金利の債券運用と、変動リターンの株式運用を混ぜている ・世界経済の一番おいしい投資部分に、保険会社の保有する膨大な資産規模で運用してくれる ・次世代への引き継ぎも可能香港の保険商品の大部分に付くようになったオプションです。 これまでの一般的な保険は、万が一の出来事があったのち親族が保険金を受け取るか、または自分の意思で保険を解約するか、の2択でした。 それが自分の子どもに保険を渡せる選択肢も増えたのです。 ただし日本では贈与や相続などの税金部分が関わってくるため、このオプションを使える日本人はあまりいないでしょう。 Lion Tycoon Beyondの商品概要 商品概要は以下のとおりです。 ・運用通貨:USD ・支払期間:2年、5年、8年、10年、一括(2年分前納)支払い期間が選べるので、ライフプランに合わせて選択できます。 ・年齢制限:生後15日~最大75歳産まれたばかりのお子さんがいらっしゃるご家庭では、学資保険の代わりに加入してもよいのではないでしょうか。 また次世代への引き継ぎもできるオプションを活用すれば、子や孫に引き継いでもらうこともできます。…
Generali – LionGuardian PlusOne
香港で緊急入院したときの備えはできていますか?。身体の不調はいつ起こるのかわかりません。 もしものとき、あなたを支えてくれるGeneraliの保険商品『 LionGuardian PlusOne』をご紹介します! Generali香港とは Generaliはイタリアにある大手保険会社です。 A.M. Best’s financial strength ratingsにおいてA評価を獲得しています。世界50ヵ国以上で展開しており、22年間一貫してフォーチューングローバル500企業のトップ100にランクインしている企業です。 会社概要は以前、詳しく解説した記事がありますので、さらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。 また、貯蓄型保険の『LION Tycoon』についても解説しています。 商品紹介『LionGuardian PlusOne』とは Generaliは終身型貯蓄保険や年金型積立貯蓄保険などを取り扱っています。これらの商品はどちらかというと、お金を貯めるのに特化している保険といえるでしょう。 今回ご紹介するのは重大疾病にかかったときの備えとして、加入しておくと安心の保険商品『LionGuardian PlusOne』をご紹介します。 『LionGuardian PlusOne』の特徴 『LionGuardian PlusOne』は合計138種類の疾病に対応した保険です。日本だと3大疾病や7大疾病に対応している保険を見かけることがありますよね。 『LionGuardian PlusOne』に加入しておくと、一度がんなどの重大疾病と診断された場合、100歳までの保険料がかかりません。さらに保険料が安いのも魅力的です。待機期間はありますが、再発することも多いがん対策としては素晴らしい内容になっています。 今は3人に1人ががんで亡くなる時代です。女性は20代後半から40代中盤くらい、男性は会社を勤め上げた60歳以降にがんにかかりやすいといわれています。しかし、がんにかかるタイミングは誰にもわかりません。 どのタイミングで備えておくのか?病気になる前に考えておく必要があるでしょう! ちなみに、今回ご紹介するこちらのプランは掛け捨てのため、保険料を支払っても・・・貯まりません。その代わり手頃な保険料で安心の保障が手に入ります。 もし「保険料の支払い額が年々上がるのはちょっと」と考える方は、コンサルタントにご相談ください。保険内容の見直しや組み替えを行うことで調整可能です。 『LionGuardian PlusOne』は香港にお住まいの方にはおすすめしたい保険です。この記事をご覧になっている方は香港をはじめ、日本やアメリカなどのさまざまな国にお住まいです。 どこで診断されても対象にはなりますが、使い勝手を考えれば香港で現地採用されて働いている方や、駐在員として香港に滞在している方に駐在期間中の上乗せ保障として特におすすめです。 『LionGuardian PlusOne』の保障内容と条件 保障内容は 初期/軽度の病気×69疾患にかかった場合:診断給付金の20%重大な病気×69疾患にかかった場合:診断給付金の100% となっています。 加入条件は以下の通りです。 通貨:USD加入年齢:産後15日~70歳保障期間:100歳までその他:健康告知必須最低保障額:USD12,500 『LionGuardian PlusOne』の支払いシミュレーション 診断給付金USD50,000を受け取れるプランに加入した場合、年間支払う保険料を見てみましょう。 ・45歳非喫煙者男性の場合:USD597・45歳非喫煙者女性の場合:USD573 となっています。 さらに ・35歳非喫煙者男性の場合:USD337.50・35歳非喫煙者女性の場合:USD334 と、若ければ若いほど安くなっています。 一例として 末期がんと診断された場合(重度の病気):USD50,000(HKD390,000)糖尿病性網膜症(軽度の病気):USD10,000(HKD78,000) が保障されます。 重度の疾病リスト 定期型の重大疾病保険における重度の疾病リストです。69の疾病が対象となっています。 軽度の疾病リスト こちらは定期型の重大疾病保険における軽度の疾病リストです。重度と同じく69の疾病が対象となっています。 香港の医療制度について…
【商品紹介】AIA (エイアイエイ)の香港保険商品『Simply Love Encore 5』をご紹介
AIA香港はアジアの中でもトップクラスの保険会社として知られています。 そのAIA香港が取り扱っている保険商品『Simply Love Encore 5』をご紹介します。 AIA香港とは AIA香港は香港やシンガポールでは有名な保険会社です。 それではAIA香港の歴史を見ていきましょう。 ➜ AIA香港の詳細についてはこちらの動画・記事を参照ください。 1919年 創業。当初は中国の上海に本社を置き、事業開始。1945年 上海から撤退し、ニューヨークに本社を移動。以降、American International Group(AIA)の子会社となる。2008年 金融危機により、AIGから独立2011年 香港証券取引所に上場 続いては会社の安全性を判断する格付けです。 S&PでAA-(非常に強い)MoodysでAa3(非常に優れている) と高い評価がつけられています。 香港ローカル及び世界でも安定した保険会社といっても過言ではありません。 2021年6月頃のニュースでは、中国の日本でいうかんぽ生命のような会社の株式を26%ほど購入しました。いよいよ中国の13億人マーケットの覇権を握りに行くような動きを見せています。 今後の発展にも期待できそうですね! AIA香港については過去記事でも解説しています。 こちらも参考にしてください。【保険会社】AIA香港の歴史や特徴をご紹介 Simply Love Encore 5の特徴とは それではSimply Love Encore 5の特徴を見ていきましょう。 ・掛け金をできるだけ抑えた死亡保障付きの貯蓄特化型プラン ・ロックインオプション 運用15年目から自分の好きなタイミングで不確定要素(Non-Guaranteed)の一部をロックできます。つまりその時点での運用リターンを『確定』させる事が可能です。 また、そのロックした資産に関しても運用され利息が付くため、ロック分の資産を好きなタイミングで引き出して利用ができるのは自由度が高く良いですね。 実は、保険商品にも株や債券などが組み込まれておりバランスの取れた運用をしているわけですが、相場の変動に応じてリターンも変動する運用部分もあるため、そのことを不確定要素といいます。 この不確定要素は保険の解約時にどうなっているのかは実際のところ確定していません。株や他の資産運用でもそうですが、できれば損をしたくないという気持ちが人情でしょう。 その不確定要素部分ををロックすることで、その時の評価額が固定され損益が変動しません。金額に応じた利息を得るという定期預金的な要素に変更されます。となると、不確定要素が固定され値動きも気にならず安心して出口(解約等)に臨むことが可能となります。 ・レガシーオプション 日本の保険ではまず見かけない(保険商品として作れない)オプションとなります。『契約者』と『被保険者』をお子様へ変更したり、そのお子様からお孫さんへと代々引き継ぎながら変更可能です。 まるで、メンテナンス不要の不動産のように次世代へと引き継ぐイメージとなります。 しかし、資産を引き継ぐ際は、各国の様々なルールに従って贈与・相続手続きをする必要がありますので、現在の日本の法律においては、日本国内に居住しているとこのオプションの適用は難しいでしょう。 もちろん、税金をしっかり支払ったとしても引き継ぐメリットがあれば、保険会社としては変更可能です。ですが、相続税や贈与税がかからない、香港ならではの商品といえるでしょう。 ・健康診断不要 過去に病歴があって保険加入を断られた経験のある人も心配不要です。大きな死亡保険金などの保障が少なく、運用に特化したタイプの商品のため、健康状態を気にすることなくご加入(資産運用を開始)頂けます。 商品概要と購入対象者は 商品概要は以下の通りです。 ※本記事・動画を編集中に『支払期間』が追加になりました。これまでの一括払いだけではなく、5年払、10年払としっかりと積み立てながら資産を作るのに最適な支払いを選択できるようになりました。 香港居住の日本人で帰任や帰国、異動までにまだ時間的な余裕のある方に向いていると思われます。 香港に住み続ける予定の方であれば、より最適ですね! また、一括払いを選択される場合、銀行預金に余裕がある方は加入しやすいでしょう。 シミュレーション表(一時払い) 条件を以下に設定した場合、どのような保障内容になるのかシミュレーションしました。 年齢:40歳性別:男性喫煙の有無:非喫煙(吸わない)支払い額:USD50,000 シミュレーション表ではレガシーオプションを使わない前提として、年齢を100歳に設定しました。 赤枠は解約返戻金(SURRENDER VALUE)です。…